- 受験集中力講座!-

起きる時間を一定にすると集中力が高まる!

今日のテーマは「集中力と脳の中にある体内時計との関係について」です。

 

脳の中で、視床下部という所の中に「視交叉上核」という部分があり、これが「体内時計」として、1日の中で人体が時間を刻んでいる中枢です。

 

目の奥の、視神経という神経が脳に目に映った情報を送っているのですが、視神経は右の視神経と左の視神経とクロスしている為、これを「視交叉」と言います。

 

この「視交叉」の上の部分にあるので「視交叉上核」という名前がつきました。

 

この「視交叉上核」で、1日のリズムを刻んでいるのですが、アメリカで行われた実験によって、この「視交叉上核」が刻んでいる1日のリズムが乱れてしまうと集中力が維持できないという実験結果が出ています。

 

例えば、睡眠不足の人が週末に寝溜めをすると、一見「凄く気持ちよいなぁ」となります。

 

実験すると、確かに起きた直後は集中力が高まっています。

 

しかし、これはほんの一瞬だけで、直ぐに集中力は大幅に低下してしまうというデータが出たのです。

 

 

ですから、睡眠不足、特に睡眠時間が6時間を下回ると物凄く集中力が維持できなくなってしまうので、受験生は絶対に睡眠時間を削る事をしてはいけません。

 

ただし、起きる時間は一定にした方が良いです。

 

つまり、睡眠が不足し、眠くなってきたのであれば、早い時間に寝て、起きる時間は一定にする、このリズムをしっかりと整えておく事が重要です。

 

何故かと言うと、「視交叉上核」というのは、実は、寝る時間で決まるのでは無く、起きた時間で決まるのです。

 

人体は朝起きた時間に目を開けてそこに光が入ってくる、それを利用してそこで「視交叉上核」のスイッチが入り、そこから1日が始まるのです。

 

この時間を一定にしておくという事が脳機能や集中力を高める為に大変重要なのです。

 

受験生の方は、起きる時間を、少なくとも試験が終わるまで一定にするように心がけて下さい。