今日のテーマは、「アセる気持ちは集中力の低下が生み出す」です。
これ、ほとんどの受験生の方は気が付いていません。
また、受験で失敗してしまう大きな要因となっているので注意して頂きたいと思います。
試験で焦ってしまう、それで、大きなケアレスミスをしたり、分かるはずの問題がわからなくなってしまったり、そんな経験を皆さんお持ちだと思います。
これは大変悔しいですよね。
ほとんどの方は「焦らなければ良かったのに」「自分の心が弱いから焦ってしまって・・。」と後悔してしまいます。
つまり、心理的な要因だけに原因を求めている方がほとんどです。
確かにそのような場合も確かにあるのですが、見落としてはいけないのは、実は心だけで焦っている訳では無く、根本的に脳の集中力が低下している為に、結果として焦るという事が受験ではもの凄く多いという事も分かっています。
問題は、ワークングメモリと言われている機能を使って、脳に高度な情報処理をしてもらわないと解けません。
ところが、脳の機能が低下して、集中力がアップ出来ていないと、このワークングメモリを上手に使おうと思っても使い切れないという事が起こります。
結果として、脳が焦る気持ちをわざと作るという恐ろしい事を行います。
その理由が何故かと言うと、焦ってしまうと集中を途切らせる事が出来るからです。
一つの事をじっと考える、それが集中ですが、脳としては非常に疲れてきて出来ない、これが集中力が低下した状態で、その状態の脳はさぼる為にわざと焦らせるという事をするのです。
焦っている時は問題とは違う事を一瞬考えますよね?
或いは焦っている時は頭が真っ白になる、その瞬間脳は休んでいます。
脳を休ませる為、焦る気持ちを脳がわざと作るという大変恐ろしい事が起こるのです。
よって、根本的な解決策は集中力を上げる事です。
集中力が低下しているのに心理的な、心の中だけの話で焦るのを止めたとしても、それは代わりにぼーっとするだけでやっぱり集中力が低下していると問題を解く能力は上がらないのです。
焦ってしまって失敗した経験が何度もある方、根本的な原因が集中力の可能性もありますので、是非私が代表を務める「学習医学研究所」の「集中力講座」に参加して頂きたいと思います。
受験医学研究所
代表 医学博士 心療内科医師 吉田たかよし
http://www.juken-igaku.com/