受験生の方でしたら皆さんが悩んでいる事だと思うのですが、試験が近づいてきたら、或いは、長い間受験勉強していたら、イライライライラして仕方ない。
それで、集中力が低下し、受験勉強が効率良くできない。
或いは試験場で高い得点が取れない。
イライラが合格を阻む大きな障害となっている方は受験生では大変多いです。
そこで、今回から4回シリーズで受験生のイライラ対策を取り上げます。
1回目の今日は、受験のイライラは何故おこるのか?
その原因を理解して頂きたいと思います。
原因を正しく知っておかないと、正しい対策、適切な対策をとる事は出来ないに決まっていますよね。
では、受験のイライラが何故おこるのか、という事なのですが、根本的な原因として間違いなく1番多いのは「現状への不満」です。
現状に何か不満があって、それが暴走する形でイライラになる。
これが1番多い原因です。
2番目は「不安」です。
将来、何か自分に良くない事起こるのではないかという不安が元でイライラする。
受験生の場合は不合格になってしまうという不安である事がほとんどです。
この現状の不満と不安、この2つの感情を脳の中で作り上げているのは、「扁桃体」という部分です。
この扁桃体の機能が暴走する形でイライラする感情が制御出来なくなってしまうという事です。
実はこのイライラという感情は、自分自身にとっては一方的に嫌な事ですが、脳にとっては実は人間が生き残るには必要な事なのです。
何故かというと、「不満」や「不安」とは改善しなくてならない問題点があるという事です。
ほったらかしにしていると、自分が生存していくにあたって困ってしまう。
場合によっては命を落としてしまうなんて事になってしまいます。
或いは自分にとって不利な事が起こってしまう事もあります。
そういう自分にとってマイナスになる種を除去する目的で、イライラした感情をわざと本人の脳に作り上げる事によって、何か対策をたてさせるという為に行っているのです。
つまり、人間が生き残っていくある意味で不可欠な感覚、それがイライラなのです。
ところが、受験ではこのイライラがプラスになる事は全くありません。
例えば、原始的な社会で狩りをする時は、少々イライラした感情があって、「ガッ~」と猪に向かって走って行った方が肉を食べられるかもしれません。
しかし、受験の場合はイライラして力任せで問題を解いても得点が上がる事は全くありません。
むしろ大幅失点になってしまいます。
ですから、このイライラ対策はとても重要です。
特に脳でいうと「扁桃体」の暴走を止める事が最も大事なのです。
実際に「磁気刺激」を行うと、この扁桃体の暴走をとめる働きがあるのですが、実際に受けた受験生の方で、磁気刺激をやるようになってからイライラしなくなった、圧倒的に減ったという方が大変多いです。
実際、先日センター試験がありましたが、浪人している方で、去年に比べなんと50%も点数が伸び、苦手科目については点数が倍になった方がいらっしゃいます。
もちろん、磁気刺激によって思考力、集中力が高まった事もありますが、いつもは試験中10分、15分でイライラしてしまい、粘り強く考える事が出来ず、場合によっては途中で投げ出すなんて事もあったそうです。
しかし、今回のセンター試験では磁気刺激で扁桃体の暴走を抑える事によってイライラした感情の暴走を防ぎ、その結果として得点が50%もアップしたようです。
大なり小なりこういう形でイライラをうまく克服でき、点数の大幅アップに繋がった方は大変多いので、「イライラ対策」は大変重要な事です。
その為に、具体的にどうすれば良いのか?
もちろん磁気刺激が一番確実な方法ではありますが、受験生の方がご家庭で出来る方法もありますので次回以降でご紹介していこうと思います。